クリスマスイブの夜、アイルランドに住む子どもたちがサンタさんとトナカイに用意する
定番の食べ物と飲み物があります。
それはなんでしょう?
また、アイルランド人でも高齢者や、子どものいない家庭の方はまだまだ知らない人も多いと思われる、比較的歴史の浅い定番、
Magic Reindeer Food マジック・レインディア・フード (魔法のトナカイのエサ)
なんていうものも存在します。
大人も子どもも、クリスマスを楽しみにしている人たちが本当に本当に多いアイルランド。
クリスマスをマジカルで特別な雰囲気にするための努力は絶対に惜しみません。
今回の記事では、クリスマスイブの夜の、子どもたちのワクワクの恒例儀式について、
現地保育士であり自身も子育て真っ最中の私が大解説しちゃいます!
- サンタさんとトナカイたちへのたべものと飲み物はなに?
- マジック・レインディア・フード(魔法のトナカイのエサ)ってなに?
- マジック・レインディア・フードの材料と作り方は?
そんな疑問がこの記事を読めばスッキリ解決します。
アイルランドで子育て中(もしくは予定)の方や、アイルランドの保育に興味のある方などのお役に立てれば幸いです!
サンタさんとトナカイたちへのたべものと飲み物はなに?
サンタさんにはミンス・パイと牛乳
トナカイ達にはにんじん
です。

世界中の子どもたちに、たった一晩のうちにプレゼントを届けてくれる大忙しのサンタさんとトナカイたち。
きっとおなかはペコペコ、のどもカラカラに乾いていることでしょう。
そんなサンタさんとトナカイたちの為に、アイルランドの子どもたちは、
感謝とねぎらいの意味を込めてミンス・パイとにんじんをのせたお皿、
コップ一杯の牛乳を暖炉のそばのテーブルにセットしてから寝ます。
(暖炉が無いお家も、もちろん問題なし!!サンタさんは魔法の鍵を持っていて、

高層アパートでも窓から入って来られます!
暖炉がないお家では、食卓テーブルに置きましょう。)
ミンス・パイって何?

Mince pieミンス・パイとはアイルランドのクリスマスに大定番のお菓子です。
(もともとはイギリスの伝統的なクリスマスのお菓子のようです。)
クッキー生地のようなサクサクとした小さなパイの中に
ミンスミート(Mincemeat)と呼ばれる甘い具材が入っています。

クリスマスのシーズンになるとスーパーやベーカリーにたくさん並びます。
私のアイルランド人の夫はこれが大好物で、時期が来ると毎年ウキウキしながら買っています。
夫のイチオシのミンスパイは、M&Sマークスアンドスペンサーで売っている物です。
レンジで1~2分チンして温めて食べるのがお勧めの食べ方だそうです!
私はシナモンが苦手なので、正直あまり好きな味ではないのです、、、
一箱に6つも入っているので、賞味期限内に一人で食べきるのに彼は毎年苦労しています(笑)
ミンスミートって?
シナモンなどのスパイスの効いた甘い具材の事をミンスミートと呼びます。
日本では、ひき肉の事をミンチ肉と呼びますが、英語ではミンチではなくMince(ミンス)と言います。
どうやら、ミンスパイの中身は、昔はその名の通りミンチ肉 が入っていたそうですが、現在は一切肉は入っていません。
私が初めてミンスパイの存在を知ったときは、
ミンスミートが入ったパイ...とだけ聞いて、なんだかしょっぱそうな、おかずになりそうなものをついつい思い浮かべてしまっていました。
私はお菓子作りは得意ではないのですが、作り方を調べてみました。
以下、食材です。
ミンスミートの材料は??

・レーズン、カラントなどのドライフルーツ
・シナモン、ナツメグなどのスパイス
・角切りりんご
・ブランデーやラム酒
・レモンの皮
・砂糖
だそうです。
どうでしょうか。個人的には好き嫌いが分かれる味なのではないかなと思っていますが、皆さんも機会がありましたらぜひお試しください!
昔、自分が小さかったころ見たクリスマスの絵本や洋画ではそして自身が保育所で働いていた時もクリスマスイブの夜にサンタさんに食べ物を用意する、なんて風習は日本では聞いたことがありませんでした。
他の国はどうなのか全部は調べられませんが、どうやら
イギリス連邦の国々ではサンタさんにミンス・パイをあげ、アメリカではクッキーと牛乳をあげるのが一般的だそうです。
クリスマスの朝、子どもたちが机を見ると、
サンタさんが食べた後のミンスパイの食べこぼしのカスが少しと、トナカイがかじって食べた後のにんじんのヘタ、牛乳を飲み干した後のカラのコップが机に置いてあります。
(この作業を忘れずにするのも、サンタさんの大事な大事な仕事です!!(笑))
マジック・レインディア・フード(魔法のトナカイのエサ)ってなに?

魔法のトナカイのエサとは、
家の庭の芝生にまくと、夜の暗闇の中、月明かりでエサがキラキラと輝いて、空飛ぶトナカイたちがあなたの家を空から見つけやすくなる
というものです。
とってもステキな考えですよね。
私が調べたところによりますと、
マジックレインディアフードは、1980年代か1990年代くらいから人気が出始めてきた比較的新しい伝統のようで、アメリカやイギリスで特に人気だそうです。
詳しい発祥元は確かではないだそうですが、1980年代にどこかの小学校で発表されたポエム(詩)が始まりではないかとのことです。
以下、ポエムです
“Sprinkle on the lawn at night,(夜の芝生にまいてごらん)
The moon will make it sparkle bright.(お月さまがそれをキラキラと輝かせてくれるよ)
As Santa’s reindeer fly and roam,(サンタさんのトナカイたちが空で迷ったとき)
This will guide them to your home”(魔法のキラキラがトナカイたちをキミのお家に導いてくれるよ)
その詩を元に、学校や図書館、ボーイ/ガールスカウトの間で、“マジックレインディアフードを作ろう”という冬休みの子どもたちのお楽しみ工作講座やワークショップとして口コミで徐々に広がっていった説が濃厚だそうです。
アイルランドでは、マジックレインディアフードをチャリティの一環で売っている団体もあります。
実は私は、2年前に娘が学校からチャリティでレインディア・フードを買ってきたのを機にこれの存在を知りました。
マジックレインディアフードの材料と作り方は?

材料はたったの3つだけ!
・オーツ麦 (アイルランドではporridge ortsポリッジ・オーツで探してください)
・カラフルトッピングシュガー (英語ではsprinklesスプリンクルズと呼びます)
・食用ラメ (英語ではEdible Gritter エディブル・グリッターと呼びます。)
この3つを混ぜて、小さな袋に入れれば完成!!


袋は小さなチャック付きの袋でも、きんちゃくのような袋でもなんでもOK!
お好きな袋に入れてください。
できたものは、クリスマス・イブの夜まで、クリスマスツリーに吊り下げて飾っておきましょう!


まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回の記事では、アイルランドのクリスマスイブに子どもたちがサンタさんとトナカイに用意する定番の食べ物と飲み物、さらに、Magic Reindeer Food(魔法のトナカイのエサ)の作り方をお伝えしました。
この記事が少しでもどなたかのお役に立てれば嬉しいです。
何かご質問などございましたら、どうぞお気軽にコメントやメッセージを送ってください!