保育園の行事

アイルランドの職場 クリスマスのお楽しみ    『Kris Kindleクリス・キンドル』ってなあに?

皆さん、Kris kindle クリス・キンドルをご存じですか?

私の職場では先日の金曜日がクリス・キンドルデーでした。

年に1度のイベントに数日前から職員たちは楽しみでソワソワ!

今回の記事では私がアイルランドに来るまで知らなかった事の1つ

アイルランドの職場でのクリスマスのお楽しみイベント

『Kris Kindleクリス・キンドル』についてご紹介します!!

これからアイルランドで保育士になりたいと思っている方、アイルランドで働き始める方などに、知っていて損はないアイルランドの職場でのクリスマスのイベントの様子がお伝えできればうれしいです。

『Kris Kindleクリス・キンドル』ってなあに?

クリス・キンドルとは、ずばり

プレゼント交換『シークレット・サンタ』の事です!!

クリス・キンドルは

家族、友達、職場の仲間で行われることが多いです。

特に大家族の家庭では一人ひとりにプレゼントをあげるなんて到底無理なので、一人に絞ってくじ引きでプレゼントを買う相手を決めます。合理的な方法ですね。

クリス・キンドルのやり方は?

参加する人の名前を書いた、小さな紙を折りたたんで箱などに入れ、

くじ引き形式でプレゼントをあげる相手を決めます

予算が決められており、私の職場では毎年30ユーロと設定されています。

私の職場では、数年前までは紙のくじ引き形式でしたが、ここ1,2年は

DrawNames.ie (ドゥロウネームス)と呼ばれるウェブサイトを利用しています。

私の職場は小さいので、紙のくじ引きをやったほうが簡単な気はするのですが、コロナの影響で人との接触を最低限に抑えるという目的で昨年からDrawNamesを使ってのくじ引き形式が取り入れられるようになりました。

ちなみに、Draw とはくじを引くという意味です。

プレゼント交換のイベントで大活躍!DrawNames

DrawNamesは大きな企業でプレゼント交換をやる場合や、参加者同士が遠く離れて住んでいる場合などは、くじを引く時間と場所を選ばないのでとても便利だと思います。

DrawNamesの使い方をざっとご紹介すると・・・

  1. ウェブサイトにクリス・キンドルの幹事があらかじめ参加者の名前のリストを作っておきます。
  2. 幹事が、参加する人全員にe-mail やWhatsApp などを通じてDrawNames の招待状を送ります。招待状には、クリス・キンドルを開催する日、予算が書かれています。
  3. 招待状が送られてきたら、招待状を開いて【Draw Name】 と書かれたボタンをポチっとクリックするだけで自動的に名前のルーレットがスタート
  4. クルクル~とルーレットが回りはじめ、数秒でMy drawn name ○○と表示され、自分のプレゼントの相手が決定されます。(この瞬間はいつもドキドキ!!) ※○○の中に名前が入ります

ウェブサイトでは、wish list (ウィッシュリスト)として自分の欲しいものをリストにして相手に知らせることもできます。

シークレット・サンタは、シークレットというだけあって

最後まで誰がプレゼントしてくれたのかわからない、名前が明かされないやり方もありますが、

私の職場ではクリス・キンドルの交換の際に相手に直接手渡しする方式を取っています。

つまり、もらうまでは誰がくれるかわからずドキドキしますが、最後には誰か判明します。

気になるプレゼントの中身は?

予算30ユーロと言っても何をプレゼントしたらよいのやら、、

せっかくなら喜んでもらいたい!と毎年頭を悩ませます。

本人にバレないように周りに聞き込み調査を開始。

相手に好きな色やキャラクターなどがあるか、洋服のサイズは何かなどを探ります。

私の職場では、とにかくみんなパジャマが大好き!!

迷ったらとりあえずパジャマを買っておけば間違いありません(笑)

名前入りのパーソナライズアイテムも喜ばれます。

プレゼントの定番をここにいくつか挙げます。

ご参考になれば嬉しいです

(私の職場は20歳代~40歳代、オーナーは70歳代の女性だけの職場です。)

パジャマ

ドレッシングガウン

ボディークリーム

ボディーソープ

キャンドル

財布

帽子やマフラー

ネックレス

ワイン

私が過去にもらったものでユニークだったもの

ソルトランプ

財布(ポケットに50セントコインを二枚入れてくれていました。財布をプレゼントする時はコインを入れてプレゼントすると相手の金運を祈る役割があるらしいです!!)

私の名前入りの水筒(職場で毎日大活躍!)

フォトフレーム入りの大きな家族写真(育休明けで職場復帰した最初のクリスマスでした。なかなか写真をプリントしてフレームに入れることが自分ではなかったので嬉しいサプライズでした)

まとめ

日本でクリスマスというと、子どもがサンタさんにプレゼントをもらう日、恋人たちがデートを楽しむ日として一般的に認識されていますが、こちらアイルランドではクリスマスは断然、家族の日です

プレゼントにかける皆の情熱が本当にすごいので、初めは驚きました。

あの人にもこの人にもと、驚くほど惜しみなくプレゼントを買います。

家族一人ひとりにはもちろん、友人、学校の先生、私たちは借りているアパートの大家さんにも毎年プレゼントをあげます。

なんとクリスマスプレゼントの為にローンを組む人もいるらしいです、、、信じられませんが本当です、、、

毎年、クリスマスが近づいてくると、クリスマスショッピングをする人達で街が溢れかえります。

コロナ渦の今でも週末に街に出れば人、人、人、、、

大混雑です。

ただでさえ物が溢れている豊かな生活の中で、果たしてみんなが毎年プレゼントを買う必要があるのか、と疑問には思いますが、

やはりプレゼントされると嬉しいのも確か。

プレゼントする人の事を考える、日ごろの感謝の気持ちを伝えるという大きな目的があることも忘れず、

私は、クリス・キンドルでもらったプレゼントはなるべく無駄にしないよう、使うようにしています。

今回はクリス・キンドルについてご紹介しました。

クリス・キンドルは、職場に限らず、アイルランドのクリスマスの時期の楽しいイベントとして

話題にあがることもあるかと思います。

このブログを通じてアイルランドならではのクリスマスの様子を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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